Windows® 8の後継版、コードネーム「Threshold」で呼ばれるWindows 10は、現在試用版として「Windows 10 Technical Preview」が公開されており、2015年後半に製品版が発売される予定です。ローターバッハ社は、TRACE32デバッガの「Windows Standard認識機能」を既に拡張し、発売予定の最新版も加えました。
ユーザは「Windows Standard認識機能」を使用して現行のプロセス、スレッド、ライブラリ、カーネルモジュール、ドライバを調べることができます。TRACE32デバッガのMMU拡張サポートを利用すれば、開発者はいつでも仮想アドレス空間全体にアクセスすることができます。つまり、デバイスドライバとアプリケーションの同時デバッグが可能です。同時に、複数のプロセスを一度にデバッグすることもでき、プロセス間通信やドライバコールをテストするのに特に便利です。
TRACE32は、JTAGインターフェースを通してターゲットシステムにアクセスします。特別なOS設定、インターフェース、ドライバのいずれもターゲットのデバッグに不要です。システム全体が「ハング」したとしても、デバッガは全てのシステムリソースを表示することができます。この「ストップ・モード・デバッグ」では、デバッグスタブのような実行中のソフトウェアは不要であり、さらに割り込みのデバッグも可能です。割り込みのエントリポイントから、ISRまで、ドライバや対応するアプリケーションでさえもデバッグすることができます。
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