近年、条件付きMRI対応の心臓血管植込み型電子デバイス(CIEDs)は新規植込み手術において機種選定のゴールドスタンダードになりつつあります。イトレヴィア 7 CRT-D QP ProMRIは、本邦では唯一の条件付きMRI対応CRT-D4極用です。本製品は、条件付きでMRI検査が可能になることに加え、横隔神経刺激の回避やよりペーシング閾値が低い極性の選択など多くの臨床的ベネフィットを提供できるため、かねてより医療現場のニーズが高い医療機器です。
イトレヴィア 7 CRT-D QP ProMRIの発売にあたり、一般財団法人平成紫川会 小倉記念病院 循環器内科 主任部長の安藤 献児 先生は、次のように述べています。
「CIEDsが植え込まれる患者様には、洞不全症候群や完全房室ブロック、徐脈性心房細動、心室性不整脈、慢性心不全が基礎疾患にあります。そのような患者様は脳梗塞が一定頻度でおこるために、MRI検査が可能であることが重要な機器選定要素となっています。また両室ペーシング機能付き植込み型除細動器の分野では、4極左室リードが横隔膜刺激反射回避や左室基部ペーシングに利点があることから大切な機器選定要素であります。MRI検査可能な4極左室リード対応機種は、現在のところイトレヴィア 7 CRT-D QP ProMRIだけであり、その意味でも大きな期待がもたれています。」
バイオトロニックジャパン株式会社は、今後も本邦初となる患者様本位の製品導入に努めてまいります。